投資にはどんな種類がある?投資の特徴や選び方を徹底解説!

ひと言で「投資」と言っても、さまざまな種類があります。

「株や投資信託は聞いたことはあるけど、よくわからない」「投資をしたいけど知識がない」「投資をするお金がない」「お金を増やしたいけど、失敗して借金になるのが怖い」という方もいらっしゃいます。

投資は、少額から始められるものが多く、正しい知識を身につけて適正額で投資を行えば、借金になることはほぼありません。

今回は、投資の種類について解説します。リスクや投資期間など、投資方法によっても大きく異なりますので、まずは自分に合った投資方法を見つけましょう。

投資とは?

投資とは、将来的に資産を増やすために、現在の資産を投じることをいいます。投資にはさまざまな種類がありますが、どのような方法であっても、投資には必ずリスクを伴います。

基本的には、大きな利益を狙うと、損失も大きくなります(ハイリスクハイリターン)。投資の種類によってリスクは異なりますので、どこまでリスクを許容できるかを考えることが重要です。

キャピタルゲインとインカムゲイン

投資で得られる利益は、大きく分けると「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2種類があります。どちらを狙うのかによっても投資方法が違いますので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことをいいます。

たとえば、株価10万円で購入した株式を20万円で売却した場合、差額の10万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインです。

キャピタルゲインは、インカムゲインよりも大きな利益になりやすいですが、損失になる可能性もあります。売買によって損失が発生した場合には、キャピタルロスといいます。

インカムゲイン

インカムゲインとは、資産を保有することで得られる利益のことをいいます。

たとえば、株式の配当金、投資信託の分配金、FXのスワップポイント(金利)などです。決められた期間、資産を保有し続けると、継続的な収入を得ることができます。

それぞれ支払われる時期が決まっていることが特徴です。インカムゲインを得るためには、その時期に資産を保有している必要があります。

ただし、金額は常に変動するので、業績などによっては支払われない場合もあります。

投資の種類と特徴

投資には、さまざまな種類があります。

短期向きの投資、長期向きの投資、リスクの高いものや低いものなど、それぞれ特徴が違いますので、目的、投資資金、メンタルなどを総合的に判断して、自分に合った投資方法を見つけましょう。

株式投資

株式投資とは、企業が資金調達のために発行する株式を売買し、その差額利益を狙う投資方法です。
その他、株式を保有していると、配当金株主優待(インカムゲイン)、株主総会での議決権なども得られます。

会社の業績が悪化すると株価が急落したり、倒産などのリスクはありますが、複数の企業に分散投資をすることで、リスクを抑えることができます。
また、将来の成長企業を発見することができれば、大きなリターンを得ることができます。

投資する企業は、自分で自由に選ぶことができます。上場企業は、東証1部や2部、JASDAQやマザーズなど合わせて約3,800社あります。

馴染みのある企業や将来の成長に期待して投資をしたり、株主優待を目的に投資をすることもできます。

<特徴>
短期投資にも長期投資にも向いている、ミドルリスクミドルリターン
<メリット>
・銘柄数が多く、流動性が高い
・売買差益の他、配当金や株主優待を受けられる
<デメリット>
・株式市場や経済に関する知識が必要
・投資した企業が倒産するリスクがある

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投資信託

投資信託は、ファンドマネージャー(投資のプロ)が、社会や経済の情勢を見ながら、投資家に代わって運用します。

プロに運用をお任せするので、手数料(信託報酬)が必要ですが、たくさんの投資家から集めたお金をもとに運用するので、少額から投資することが可能です。

国内外の株式・債券・不動産などの詰め合わせパックのようなもので、1つのファンド(投資信託)を購入するだけで、複数の企業に投資をすることができます。投資先を分散することで、リスクも分散されます。

また、投資信託には、インデックス型とアクティブ型という2つの運用スタイルがあります。

インデックス型は、日経平均株価や東証株価指数など、特定の指数(インデックス)と連動した安定的な運用を目指す方法です。

大きな利益は期待できませんが、小さな利益をコツコツと積み上げていくスタイルです。

アクティブ型は、大きな利益を狙って運用されるので、インデックス型よりもハイリスクハイリターンで、信託報酬が高くなります(平均1.5倍)。

<特徴>
ファンドマネージャー(投資のプロ)が運用、リスクとリターンは銘柄によって異なる
<メリット>
・少額から投資できる
・銘柄数が多く、外貨建ての投資信託もある
<デメリット>
・基準価格は1日1回しか更新されない
・解約不能期間(クローズド期間)が設けられている商品もある

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ETF(上場投資信託)

ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略で、投資信託の中で、証券取引所に上場しているものを指します。上場しているので自由に売買することができ、リアルタイムで価格が変動します。

日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、S&P500といった株価指数に連動するものが多く、金や原油などの商品(商品指数)に投資するETFもあります。

市場全体の動向によって値動きするので、株式投資よりも大きな損をするリスクが少ないと言えます。

また、通常の投資信託よりも手数料は安いですが、銘柄数は約200銘柄と少なく、原則的に積立型の投資はできません。

<特徴>
投資信託のなかで上場しているもの、リスクとリターンは銘柄によって異なる
<メリット>
・投資信託よりも手数料が安い
・リアルタイムで売買できる
<デメリット>
・銘柄数が少ない
・分配金は自動で再投資されない

債券(国債・社債)

債券とは、国や企業などが資金を集めるために発行する有価証券(財産的な価値を証明する書類)のことです。元本割れのリスクは、ほとんどありません。

利払日には利息が支払われ、償還日(満期日)には、額面金額が払い戻されます。発行から1年以上経過すると、償還日前に売却することも可能ですが、その場合には、元本割れのリスクがあります。

国や企業が倒産をしない限り元本が戻ってくるので、安全性が高く、専門知識がなくても投資が可能です。

また、債権には、国が発行している国債と、企業が発行している社債があります。

国債は、満期3年(固定金利)、5年(固定金利)、10年(変動金利)の3タイプがあり、額面1万円から購入できます。どのタイプでも年2回利子を受け取ることが可能です。

日本が発行する日本国債のほか、各国政府が発行している外国債券もあります。

社債は、国債よりはリスクが高いですが、株式や投資信託などと比較すると、ローリスクローリターンの投資です。企業が投資家から資金を募るという点は株式と同じですが、社債は、発行した企業に返済義務があります。

<特徴>
安全性が高い、ローリスクローリターン
<メリット>
・基本的には元本が戻ってくる
・購入する時点で、リターンがほぼ確定している
<デメリット>
・リターンが小さい
・デフォルト(債務不履行)になる可能性がある

債券とは?わかりやすい基礎知識を徹底解説

先物・オプション

先物・オプションは、主に原資産(株式や債券、通貨、金利など)から派生した商品で、デリバティブと呼ばれています。

先物取引は、ある商品の価格を事前に取り決め、期日が来たときにその価格で売買することを約束する取引です。将来の決まったタイミングに、現在の市場価格で商品を購入することを決めます。

オプション取引は、あらかじめ定められた期日に定められた価格で、原資産を「買う・売る権利」を売買する取引です。

先物取引が売買の契約なのに対し、オプション取引は権利の取引になります。

株価指数先物である日経225mini(ミニ)が人気で、農産物や鉱物、エネルギーなど、幅広い商品が取引されています。

<特徴>
売り注文から始められる、ハイリスクハイリターン
<メリット>
・自己資金が少なくても、短期間で大きな利益を狙える
・取扱い商品が幅広い
<デメリット>
・先物・オプションの売りは、自己資金以上の損失になる可能性がある
・市場を先読みすることが必要

日経225オプション取引の基礎知識

REIT(不動産投資信託)

REITとは「Real Estate Investment Trust」の略で、投資家から集めた資金でファンドマネージャー(投資のプロ)が不動産投資を行い、そこから得られる家賃収入や不動産の売買益が投資した人に分配されます。

REIT(リート)は、アメリカで始まった仕組みで、日本のREITは、JAPANの「J」を付けて「J-REIT」と呼ばれています。

証券取引所に上場されていて、不動産投資よりも少額から投資することが可能です。また、J-REITは、収益がほぼそのまま分配金として投資家に分配されるので、株式投資よりも還元率が高いと言えます。

投資対象は、オフィスビルや商業施設、ホテル、マンション、ショッピングセンターなど、さまざまな不動産があります。複数の不動産に小額ずつ投資できるので、リスクを分散させることができます。

<特徴>
証券取引所に上場されていて流動性が高い、ミドルリスクミドルリターン
<メリット>
・比較的、安定した分配金収入が見込める
・ファンドマネージャー(投資のプロ)にお任せできる
<デメリット>
・地震や津波など、災害の影響を受けやすい
・株式と比較すると、銘柄数は少ない

REIT(リート)とは?初心者にわかりやすく解説

不動産投資

不動産投資は、利益を得ることを期待して土地やアパートなどに投資をする方法です。

不動産を購入して売却益(キャピタルゲイン)を得たり、購入した不動産を貸して、家賃収入(インカムゲイン)を得ることもできます。

不動産を購入するためには、ある程度まとまった資金が必要になります。ローンを利用して不動産を購入することも可能ですが、借入額が多いと、月々の賃料収入がほとんど得られなくなってしまいます。

また、不動産投資は、節税効果も期待できます。

自己資金に余裕があり、短期間で大きな利益を狙いたいのであれば、海外の不動産物件の購入もおすすめです。

<特徴>
上手く経営すると不労所得になる、ミドルリスクミドルリターン
<メリット>
・賃料収入などは、比較的安定的した収入になる
・インフレに強い
<デメリット>
・多額の資金が必要(借り入れは可能)
・地価下落や空室など、不動産特有のリスクがある

不動産投資で成功するために必要なスキルとは

FX(外国為替証拠金取引)

FXとは「Foreign Exchange」の略で、円やドルなど、2ヵ国の通貨を売買して、その差益を狙う投資法です。外貨預金よりもコスト(手数料)が安く、円高でも円安でも利益を得ることができます。

FXの最大の特徴は、レバレッジです。
レバレッジとは、自己資金より多くのお金で取引することができるため、損益も大きくなります。

平日(月曜日~金曜日)は、24時間いつでも取引をすることができるので、日中は仕事がある方でも始めやすい投資です。

また、スワップポイント(金利)が高い通貨を保有していると、毎日金利を受け取ることが可能です。

<特徴>
2ヵ国の通貨を売買して為替差益を狙う、ハイリスクハイリターン
<メリット>
・自己資金が少なくても、短期間で大きな利益を狙える
・通貨によっては毎日スワップポイント(金利)がもらえる
<デメリット>
・リスクが大きい
・世界経済に関する知識が必要

FXとは?超初心者にも簡単にわかりやすく解説!

暗号資産(仮想通貨)

暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上で取引される通貨(デジタルマネー)です。

円やドルなどの法定通貨と異なり、発行主体や管理者は存在しません。そのため、ユーザー同士がプラットフォーム上で取引を行います。

暗号資産(仮想通貨)は、価格の変動が激しい通貨が多いので、短期間に大きな利益を得られるチャンスがありますが、大きな損失になる可能性もあります(ハイリスクハイリターン)。

中には、半年間で1万円が1億円以上に値上がりした通貨もあります。少額からでも大きな利益を狙えるので、人気があります。

<特徴>
値動きが激しく、ハイリスクハイリターン
<メリット>
・自己資金が少なくても、短期間で大きな利益を狙える
・決済手段として利用することも可能
<デメリット>
・リスクが大きい
・相場を読むのが難しく、ギャンブル的な要素が強い

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金(ゴールド)

金は、世界共通の価値で扱われている資産で、世界中の中央銀行で準備資産として保有されています。

金の取引は米ドルで行われるため、価格は米ドルの為替相場の変化に応じて変動します。金は、世界情勢の変化に強いという特徴があり、「有事の金」と呼ばれ、国債情勢の悪化に伴い需要が高まる傾向があります。

また、埋蔵量に限りがあるため、金を買う人が増えて価値が上がる場合はあっても、無価値になったことはありません。

金への投資は、現物保有や純金積み立て、金関連のETFなど、さまざまな投資方法があります。
利益を生むことより、長期保有で資産を守りたい方に向いています。

<特徴>
株式やドルと逆相関する傾向がある、ミドルリスクミドルリターン
<メリット>
・株式市場の暴落時や、世界情勢が悪化すると価格が高騰しやすい
・埋蔵量に限りがあるため、無価値にならない
<デメリット>
・売買差益のみ(配当金などはない)
・価格変動の予想がむずかしい

金(ゴールド)投資の種類や特徴をご紹介!

投資の種類と特徴【一覧】

10種類の投資の特徴・投資期間・リスク・自己資金についてまとめてみました。

投資の種類 特徴 投資期間 リスク 自己資金
株式投資 キャピタルゲイン+インカムゲイン 短期・長期 少額から可
投資信託 運用はファンドマネージャーにお任せ 長期向き 少額から可
ETF 投資信託の中で上場しているもの 長期向き 少額から可
債券 元本割れのリスクがほぼない 長期向き 国債は1万円~
先物オプション 株式や債券などから派生したもの 期限あり 少額から可
REIT 投資信託の不動産バージョン 長期向き 少額から可
不動産 現物投資と経営による収益がある 長期(短期) 高額が必要
FX 2ヵ国の通貨を売買、金利ももらえる 短期・長期 少額から可
暗号資産 値動きが激しい、比較的新しい投資 短期・長期 少額から可
株式やドルと異なる動きをする 長期向き 少額から可

自己資金は、多ければ多いほど大きな金額を稼ぐことができますが、基本的には、どの投資も少額から購入することができます。

また、株式投資は、購入する銘柄によっても必要資金は異なりますし、不動産投資には高額の資金が必要ですが、ローンを利用することも可能です。

そして、どの投資もそれぞれ特徴が異なり、メリットデメリットが必ずあります。

リスクをとっても短期間で大きく稼ぎたい人、長期間かけて着実に資産を増やしたい人、難しいことはプロにお任せしたい人、じっくり勉強して投資を楽しみたい人、それぞれに向いている投資は違います。

まずは、興味のある投資の中から、自分に合った投資方法を探すことから始めてみてください。慣れてきたら「FXで大きく稼ぎながら、投資信託で将来に備える」など、分散投資するのがおすすめです。

投資を選ぶ際のポイント

自己資金で選ぶ

基本的に、不動産以外は少額(1万円以下)から始めることができます。証券会社によっては、投資信託などは100円から購入できるところもあります。

また、自己資金は少ないけど大きく稼ぎたい場合には、レバレッジで自己資金以上の投資ができるFXや暗号資産(仮想通貨)もおすすめです。

手軽さで選ぶ

投資で成功するためには、投資に関する知識を身につけ、チャートを確認したり、経済ニュースをチェックしたりと、情報収集が欠かせません。

忙しくて投資に使える時間がない、勉強するのは嫌という方は、債権や投資信託なら手軽に投資を始めることができます。

日本国債であれば、国が破綻する可能性は低く、償還日(満期日)には額面金額が払い戻されます。投資信託は、はじめにファンド(資産運用のための金融商品)を決めてしまえば、運用はプロにお任せできます。

ただし、ファンド選びは重要です。慎重に行いましょう。

リスクで選ぶ

「大きく稼ぎたいけど、リスクは最小限におさえたい」「失敗して借金地獄にはなりたくない」と思いますよね。基本的に、投資した資金がゼロになることはあっても、借金になることはありません。

ただし、先物オプションの売り、国内のFX業者での取引は借金になる可能性があります。FXをする場合は、海外のFX業者を利用するとゼロカットシステム(マイナス分はFX業者が負担)があるので、借金にはなりません。

適度なリスクとリターンを狙うなら、株式投資やREIT、不動産、金などがおすすめです。

また、リスクを軽減させるためには「長期・積立・分散」投資が効果的です。

積立投資は、毎月一定金額で特定の金融商品を購入していく投資で、ドルコスト平均法といいます。

ドルコスト平均法では、高い価格で買う時期と低い価格で買う時期がありますが、長い目で見ると、1回あたりの投資価格は平準化されるので、短期的な急な値下がりなどが起こっても、それによって生じる損失を軽減することができます。

投資期間で選ぶ

投資方法によって、短期的な利益を狙えるものと、長期的に利益を狙うものがあります。すぐに利益を得たい場合には、株式投資やFX、暗号資産(仮想通貨)などがおすすめです。

特に、FXや暗号資産(仮想通貨)では、数十秒で大きく損益が変わることもあります。

確実に資産を増やしたいのであれば、長期投資でキャピタルゲイン(売買差益)とインカムゲイン(配当金や分配金など)を狙いましょう。

短期的な利益と長期的な利益、両方を狙うことのできる方法もありますので、状況や目的に合った投資を選ぶことが重要です。

投資の非課税制度を利用する

投資で利益を得ると税金がかかりますが、税金が非課税になるお得な制度があります。

どの投資方法を選んだらいいのか分からないという方は、非課税制度を活用できる投資方法の中から選んでみてはいかがでしょうか。

NISA(少額投資非課税制度)

NISAは、2014年にスタートした、少額投資非課税制度です。

銀行や証券会社に「NISA専用口座」を開設すると、そこで購入した株や投資信託などの売却益や配当金、分配金が非課税になる仕組みです(通常は、20.315%の税金がかかります)。

対象は、上場株式、投資信託、ETF、REITです。NISAの非課税期間は5年間で、1月~12月までの1年間に購入できる金額の上限は120万円です。

また、NISA口座は1人1口座しか開設することができません。ただし、1年に1回、金融機関を変更することは可能です。

※NISAは2024年から新NISAに変わります。

関連記事:新NISA制度は何が違う?大きく変わる3つの特徴

つみたてNISA

つみたてNISAは、金融機関や証券会社に「つみたてNISA専用口座」を開設すると、そこで積立購入した投資信託の分配金や売却益が非課税になる制度です。

1月~12月の1年間に積み立てられる上限額は40万円で、非課税期間は20年です。

購入できるのは、一定の条件を満たし、運用会社が金融庁に届け出た投資信託が対象となっています。 積立は、毎月でなくてもいいのですが、年に2回は必要です。

年間の積立回数や最低積立金額は、金融機関によって異なり、取り扱う投資信託も、金融機関によって異なりますので、口座を開設する前に確認しましょう。

※NISAとつみたてNISAは、併用することができませんが、年ごとに変更することは可能です。たとえば、今年はNISAを利用して、翌年はつみたてNISAを利用することは可能です。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(イデコ)は、原則60歳まで毎月自分で積み立てたお金を運用することで、60歳以降に老齢給付金を受け取れる私的年金制度です。iDeCoの掛け金の額は、職種などによって異なります。

原則20歳以上60歳未満で、公的年金に加入していれば、誰でもiDeCoに加入することができます。

iDeCoのメリットは、1年間に支払った掛け金の合計金額を、所得税・住民税の課税対象となる所得から控除できることです。節税対策にもなるので、人気があります。

ただし、「原則60歳まで引き出せない」「元本割れのリスクがある」「手数料がかかる」というデメリットがあることも覚えておきましょう。

iDeCoも、1人1口座までです。金融機関の変更はできますが、複数の金融機関で口座を開設することはできないので、金融機関選びが重要です。

関連記事:【初心者にも簡単】NISA・iDeCoの仕組みとは?

まとめ

投資にはさまざまな方法があり、それぞれに異なる特徴があります。期待できる利益やリスクも違います。投資の目的も自己資金もメンタルも人それぞれなので、まずは自分に合った投資方法を見つけましょう。

難しく考えないで、気になる投資方法からチャレンジしてみるのがおすすめです。たとえ長期向きの投資方法であっても、合わなければ別の投資方法に変えることは簡単にできます。

リスクを考慮して、無理のない範囲で始めましょう。

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