日経225オプション取引の基礎知識

オプション取引を始める際には、コール、プット、権利行使、プレミアムなど、見慣れない用語がたくさん出てきます。

まずは用語を理解しないと、オプション取引で勝てるようにはなりません。できるだけ簡単に解説しますので、ゆっくりと理解していきましょう。

権利を取引する

日経225オプション取引

オプションとは、「権利、選択」という意味があり、オプション取引とは、権利の取引をすることです。

オプションの権利は2種類あり、買い付ける権利をコールオプション(Call Option)、売りつける権利をプットオプション(Put Option)と呼びます。

そして、取引をする際には、コールオプションの買いと売り、プットオプションの買いと売りの4種類の中から選択します。

オプションを売買すると、権利と義務が発生します。

コールオプションは買いつける権利、プットオプションは売りつける権利のことなので、これらの権利を買った人は、その権利を保有していることになります。

売った人から見ると、売った相手がその権利を行使することを保証したことになります。つまり、買い手の権利行使に応じる義務を負うことになります。

ただし、買い手には「権利を行使するかどうかの選択権」があります。自分にとって有利な状況なら権利を行使して、権利を行使することによって不利益になるのであれば、権利を放棄することができます。

つまり、オプションの買い手は、オプション代金(プレミアム)を支払うことにより、権利を手に入れ、オプションの売り手は、プレミアムを受け取ることにより、買い手の権利行使に応じる義務を負うということです。

買い手が権利を放棄した場合、売り手は、先に受け取ったオプション代金(プレミアム)がそのまま儲けになります。

オプションは買う権利と売る権利の売買。権利を売った側には義務が発生するよ。

オプションの価格はいくら?

コールオプションやプットオプションを売買するときの価格をプレミアムといい、「保険料、掛け金」という意味です。

オプションはよく保険に例えられます。現物株を保有しているとき、急激な値下がりが合った場合に備えてプットオプションを少額のプレミアムを払って買います。

もし、市場全体が急激な値下がりに見舞われて保有株が値下がりしても、プットオプションが値上がりすることにより、損失を埋めてくれます。

値下がりしなかった場合には、保険として買ったオプションのプレミアムが無駄になるだけで済みます。

掛け捨て保険をイメージすると、わかりやすいと思います。

オプションの取引単位は、日経平均先物取引と同じ1000倍です。1単位を売買しようとするときは、プレミアム(オプション価格)を1000倍した金額で取引することになります。

1単位を1枚といい、一般にオプションの取引量は、枚数で数えます。

たとえば、プレミアム5円のコールオプションを3枚取引する場合、取引額は5円×1000×3枚=1万5,000円になります。

プレミアムを1000倍した額が1取引単位。プレミアム1円なら1000円から買えるね。

あらかじめ定められた価格

オプション取引には、権利行使価格というものが、あらかじめ定められています。これは、オプション取引固有のもので、コールまたはプットの権利を使うときに適用される価格を指します。

日経225オプション取引の権利行使価格は、直近3限月は125円刻み、その他は250円刻みとなります。

たとえば、オプション設定日の前営業日の日経平均株価の終値が、2万5,500円だったとすると、権利行使価格は、2万5,500円を中心に設定されます。

権利行使価格と現在の日経平均株価の関係によって、3つの呼び方があります。

コールとプットにおける「A.T.M. 」「 O.T.M. 」「 I.T.M」の関係
コールオプション権利行使価格プットオプション
アウト・オブ・ザ・マネー26,500イン・ザ・マネー
26,250
26,000
25,750
アット・ザ・マネー25,500(A.T.M.)アット・ザ・マネー
イン・ザ・マネー25,250アウト・オブ・ザ・マネー
25,000
24,750
24,500

日経平均株価が動くと、アット・ザ・マネーの権利行使価格も変わります。

※直近3限月以外の限月で、「アット・ザ・マネー」から上下4種類、計9種類の権利行使価格のみを表示しています(直近3限月の場合、権利行使価格は125円刻みになります)。

A.T.M.(アット・ザ・マネー)日経平均株価に最も近い権利行使価格

I.T.M.(イン・ザ・マネー)本質的価値を含む権利行使価格

O.T.M.(アウト・オブ・ザ・マネー)本質的価値がまったく含まれていない権利行使価格

<中心となる権利行使価格>

オプション設定日の前営業日の日経平均株価の終値が切りのいい数字でない場合、その終値が最も近接する250円の整数倍の価格を中心値とします。近接する価格が2つある場合には、高い方の価格になります。

あらかじめ定められた期日

オプション取引には、あらかじめ定められた期日があり、その期日を満期日といいます。オプション取引の満期日は、第2金曜日(休業日にあたるときはその前日)です。

ただし、取引最終日は、満期日の前日にあたる第2木曜日(休業日にあたるときはその前日)です。

満期日と最終取引日が違うことは、必ず覚えておきましょう。

日経225オプション取引には、3月・9月の限月のうち直近3限月と、6月・12月の限月のうち直近10限月(最長5年)、それ以外の直近6限月 (最長9ヶ月)があります。

長期的なスタンスで売買する場合は、3~4ヶ月先の限月、中期的な場合は1~3ヶ月先の限月、短期的な売買は1ヶ月先の限月を取引することになります。

権利行使はいつできる?

権利行使のタイプは、満期日まで、いつでも権利行使できるアメリカンタイプと、満期日以前には権利行使できず、満期日に自動的に権利行使されるヨーロピアンタイプの2タイプがあります。

日本の市場に上場しているオプション取引は、国債先物オプション取引のみが、アメリカンタイプで、その他はヨーロピアンタイプです。

アメリカンタイプのオプションは、いつでも権利行使できますが、その分プレミアムが割高な傾向があります。

日経225オプション取引は、ヨーロピアンタイプですが、満期日前に反対売買をすることによって、ポジションを閉じる(保有オプションを手放す)ことも可能です。

実際には、満期日までもち続けて権利行使を行うより、反対売買によってポジションを閉じ、利益確定したり、損切りをするのが一般的です。

日経225オプション取引のおすすめ書籍

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オプション取引がよくわからないという人は、ぜひ1度読んでみて下さい。


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