オプション取引で儲けるために知っておきたい8つのリスク

どのような投資でも、どのようなリスクを負うことになるのかを知っておくことが大切です。

リスクのない投資はありません。リスクを理解し、自分でコントリールできる範囲内で、たくさんのリスクを負うことが、投資を意味あるものとしてくれます。

価格変動リスク

株式投資には、元本や利益が保証されているものはありません。これは、価格変動する相場商品の常ですが、オプション取引も同様です。

日経225オプション取引では、原資産の日経平均株価の変動により、プレミアムが変動します。

予想通りに動けば収益となりますが、予想に反した相場変動が起こると、損失をこうむる可能性は常にあることを認識しておきましょう。

流動性リスク

オプション取引では、満期日が近づいてくると出来高が極端に少なくなるので、反対売買をすることができずに、損失を抱えたまま権利行使(放棄)しなければならないという、大きな危険があります。

日経225オプション取引のプレミアムは、日々の需要と供給によって決められます。

そのため、投資家の相場に対する思惑に反して、日経平均株価が大きく変動してしまった場合には、板が減少してしまい、「予想価格とはまったく違う価格で約定してしまった」や「反対売買が成立しなかった」などとなってしまう可能性があります。

規制リスク

証券取引所は、値幅制限などの規制の行使権利を保持しています。日経225オプション取引では、大阪証券取引所によって課された規制によって、投資家が損失をこうむる可能性があります。

買い手のリスク

日経225オプション取引では、買い手の選択した権利行使価格によっては、支払ったプレミアムが満期日にゼロになる可能性があります。

また、相場が予想に反して動いた場合も、支払ったプレミアムがゼロになることもあります。

オプションの出動回数を減らすためにも、購入したオプションのプレミアムが、どれくらい減少したら損切りを行うのか、事前に決めておきましょう。

売り手のリスク

日経225オプション取引の売り手は、相場が予想に反して大きく変動した場合、当初差し入れた証拠金では足りなくなり、取引を続けるために追証(追加の証拠金を現金で預け入れる)が必要になることがあります。

また、追証をしたとしても、さらに損失が膨らみ、多大な損失が出てしまう可能性もあります。

追証がかかってしまった場合、証拠金を追加するよりも、保有しているオプションを、すべて反対売買して損失を確定することをおすすめします。

追証がかかるほどの価格変動が起きているので、今後も乱高下する可能性が高くなります。

レバレッジ効果によるリスク

日経225オプション取引の魅力でもあるレバレッジは、裏を返せば、大きな損失の可能性があるということです。

逆指値などによる損切りなど、リスク管理を行わないと、予想以上の損失が出てしまうこともあります。

レバレッジをよく理解して、うまく使いこなしましょう。

投資判断リスク

アナリストレポートやニュースなどから投資情報を得て投資判断することは、リスクが高いと言えます。

自分で投資判断できないのなら、自分で判断できるようになるまでは投資しないほうがいいです。自分で考えた判断なら、予想に反する動きがあっても、対応することができます。

「レポートに上がると書いてあったから」など、人まかせにしていると、深い傷を負うことになりかねません。

ネット取引リスク

ほとんどのトレーダーは、パソコンで取引していると思います。ネット取引には、プロバイダの接続状況の不具合や停電、その他、予測不能の事態が起きるなど、突然取引ができなくなってしまうなどのリスクもあります。

万一に備えて、スマホやタブレットなどでも取引できるように、あらかじめ準備しておきましょう。

オプションの満期日と権利行使価格、含み損益、現在の日経平均(先物)の位置と方向性は常にチェックし、売りポジションの損失が膨らむのを放置したり、買いポジションが権利放棄になるのを見過ごさないようにしよう。

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