レバレッジ取引には欠かせない!ゼロカットシステムとは

投資には、必ずリスクがあります。でも、少しでもリスクを減らしたいですよね。「海外では、ゼロカットシステムがあるから安心ですよ」なんて聞いたことありませんか。

ゼロカットシステムは、レバレッジ取引でどんなにマイナスになっても借金にならないという画期的な仕組みで、業者選びの重要なポイントにもなります。

今回は、ゼロカットシステムの仕組みやメリットデメリット、ゼロカットシステムとロスカットの違いなどを解説します。ゼロカットシステムをうまく活用して、安心安全な環境でトレードを楽しみましょう。

ゼロカットシステムとは

ゼロカットとは、レバレッジ取引で証拠金以上の損失が発生してしまった場合、その損失分を業者が負担してくれるシステムです。

たとえば、口座に証拠金が100万円ある時に、150万円の損失が発生しても、マイナス分の50万円は支払う必要がありません。そのため、ゼロカットシステムがあれば借金になることはありません。

よく、「レバレッジ取引は危険」「失敗すると借金を背負うことになる」なんて言われていますが、海外のゼロカットシステム採用の業者であれば、口座残高以上の損失を負うことはないのです。

ゼロカットシステムは海外業者のみ

国内の業者は、法律によって、ハイレバレッジ取引もゼロカットも禁止されています。

 顧客を勧誘するに際し、顧客に対して、損失の全部又は一部を補てんする旨を約束する行為(損失補塡等の禁止)

 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為

金融商品取引法 第38条の2,第39条

2019年6月20には、東郷証券がFXで生じた顧客の損失を補填していたとして、経営陣4名が逮捕されるという事件がありました。

国内業者はゼロカットシステムが導入できない代わりに、レバレッジ規制やロスカットルールを徹底することで、顧客の損失を最小限に抑えようとしています。

すると、「海外の業者を利用してもいいの?」と思いますよね。

日本国内で金融商品を取り扱うためには、日本の法律に従うわなければなりません。そうなると、ハイレバレッジやゼロカットシステムが導入できなくなってしまいます。

そのため、日本の金融庁の認可を受けていない海外業者がほとんどですが、海外業者を利用していても違法ではなく、罰せられることもありません。

ロスカット

ロスカットとは、取引で一定の水準以上の損失が発生した場合に、さらなる損失の拡大を防ぐために、証拠金維持率がロスカット水準に到達すると、保有ポジションを強制的に決済することをいいます。

ロスカットルールは、国内業者・海外業者を問わず導入されています。ロスカット水準は20%~100%で、業者によって異なります。

ロスカット水準が低いほど、ポジションを長く持つことができます。ロスカット水準が高いと、ちょっとした相場の変動でポジションがすぐに決済されてしまいます。

つまり、ロスカット水準が低ければ低いほど、損失の確定も遅くなり、負けにくくなります。ただし、ロスカットされた場合には、証拠金はほとんど残りません。

「ロスカットされるから、マイナスになることがないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ロスカットは確実に機能するわけではありません。

経済指標発表時や要人発言などで、相場が大きく変動するとロスカットが間に合わずに、口座がマイナス残高になることがあります。

口座残高がマイナスになると、マイナス分を追証として、業者に支払わなければなりません。その場合、マイナスには上限がありません。

追証(おいしょう)

追証(追加証拠金)とは、証拠金の割合が一定額を下回っときに、追加で入金しなければいけない証拠金のことです。

たとえば、10万円の証拠金でレバレッジ取引をしているときに、急激な相場の変動により、ロスカットが間に合わずに損失が20万円になったとします。

追証がある国内業者では、証拠金の10万円と追証分の10万円の合わせて20万円の損失が確定しますので、追加分の10万円を支払わなければなりません。

もちろん、ロスカットによってポジションが強制決済されると、証拠金を失うことになりますが、借金にはなりません。

追証が払えないとどうなる?

追証が発生しても支払わない場合には、支払うまで金融機関からの請求が続きます。
取引業者によっては、年10%以上の遅延損害金を請求されることもあります。

それでも追証の支払いを無視し続けると、裁判所を通じて請求があり、払えなければ最終的には財産が差し押さえられる可能性もあります。

ゼロカットシステムがあると安心して取引できるね

ゼロカットシステムと追証の違い

たとえば、証拠金10万円でトレードをしているときに、ロスカットが発動されずに、マイナス15万円の損失が発生した場合、

<ロスカットのみ>
証拠金10万円の損失+損失5万円=15万円の損失
<ゼロカットシステム>
証拠金10万円の損失のみ

となりますので、「ゼロカットシステム+ハイレバレッジトレード」によってスピーディーに利益を増やすことが可能になります。

また、証拠金以上の損失が出ないので、決められた予算内でトレードをすることができます。

ゼロカットシステムのデメリット

ゼロカットシステムは、相場の急変などでロスカットが間に合わなかった場合でも、損失をゼロにしてくれる嬉しい制度ですが、デメリットはあるのでしょうか。

基本的には、ゼロカットシステムのデメリットはありません。

ただし、100%安全というわけではありません。海外業者の中には、ゼロカットシステム採用と言いながら、Appleショックやスイスフランショックの際に「損失が大きすぎてカバーができない」と、追証を行った業者も存在します。

また、追証はなくても、倒産してしまう業者もあります。ゼロカットシステムを導入していても、必ず守られるわけではありませんので、業者選びが重要になります。

アップルショック

Appleショック:2019年1月3日、米アップル社が中国でのiPhoneの販売不振を理由に、業績予想を下方修正したことをきっかけに、世界的な株安となり、米ドル円は一瞬にして約4円以上の値動きが発生しました。

スイスフランショック:2015年1月15日、スイス国立銀行(中央銀行)が、スイスフランの対ユーロの上限である1ユーロ=1.20フランを廃止すると発表したことで、スイスフランが大暴騰しました。

スイスフラン円は、一瞬にして約46円もの値動きが発生したために、国内業者の追証の発生金額は約20億円と莫大な金額になりました。

ゼロカットシステムで業者は損をしないの?

ゼロカットシステムは、トレーダーにとって大きなメリットとなりますが「なんでマイナス分を負担してくれるの?」と思いませんか。

もちろん、業者にとってもメリットがあるからです。

ゼロカットシステムがあれば、ユーザーは安心してトレードをすることができます。すると、多くのユーザーが集まり、積極的にトレードをしてもらえるので、手数料も増えるという仕組みです。

さらに、追証の未払いなどがある場合には、回収するために手間とコストがかかり、訴訟になることもあります。多額の追証が支払われなければ、経営破綻するリスクもあります。

つまり、ゼロカットシステムを採用することによって、業者は安定した経営ができ、トレーダーも安心してトレードができるので、お互いにメリットがあるといえます。

また、スイスフランショックのように相場が大荒れになると、ゼロカットシステムは業者にとって大きな負担となりますが、基本的には、時間や状況に応じてレバレッジに制限がかけられています。

これは、相場の急変動が起こっても、ハイレバレッジトレードによって多額の損失をユーザーに負わせないためでもあり、業者にとっても損失の補填を最小限に留めることができます。

<業者のメリット>
・ユーザーが安心して口座開設をしてくれる
・積極的にトレードしてもらえるので、手数料を獲得できる
・多額の追証の未払いによる経営破綻リスクを回避できる
・追証を回収するための訴訟など、手間やコストがかからない

ゼロカットシステムのまとめ

ゼロカットシステムを採用している業者の多くは、ハイレバレッジ取引をすることが可能です。そのため、リスクが高いと思う方もいるようですが、レバレッジは自分で選択することができます。

たとえば、FXでは国内の業者は最大レバレッジが25倍ですが、海外のゼロカットシステム採用の業者で、同じ25倍でトレードをすれば、ゼロカットシステムがある分だけ安心してトレードをすることができます。

海外業者では、ゼロカットシステムとハイレバレッジ取引を組み合わせることによって、安心できる環境で、より大きな利益を狙った積極的なトレードをすることが可能です。

もちろん、業者を選ぶ際には、金融ライセンスや取引条件、信頼性、サービスなど、総合的に判断する必要がありますが、ゼロカットシステムの導入は業者選びのポイントの1つと言えます。

ゼロカットシステムは、申し込みも追加料金もありませんので、ゼロカットシステム採用の業者でリスクを抑えてトレードを楽しみましょう。

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