マイホームが欲しい人は、行動を始めてから、3ヵ月以内に購入を決める人が多いそうです。買うと決めたら物件探しに集中しましょう。
今はいろいろな情報収集の手段がありますので、上手に活用して多くの情報を集めたいですよね。いい物件に出会うためには、いい情報を入手しなければなりません。
ではいい情報はどうやって探すのでしょうか?
それはいいお客になって、不動産会社と上手に付き合ることが大切です。
マイホームの買い方
マイホームを購入するには、3つのパターンがあります。
購入方法は選べるのではなく、物件によって異なります。物件の広告などで、売り主の名前をチェックしてみてください。販売代理店の名前があれば販売代理店を通じて買い、取引業態が仲介なら、仲介業者を通じての取引となります。
直接取引
新築マンションなどは、デベロッパーと呼ばれる開発会社が売り主となるケースが多いです。
販売代理店経由
1~数棟の物件はハウスメーカー・工務店が売り主で、販売にかかわる業務を販売代理店に依頼するケースが多い。
仲介会社
建売住宅や中古物件の場合、仲介会社が売り主と買い主の間に入り、売買条件の調整や契約手続きなどを行うケースが多く、仲介手数料がかかります。
不動産会社とうまく付き合う
不動産会社には、情報を出す順番があり、自分の顧客→友の会→広告の順です。
営業マンの「いいお客様」になれば、世に出る前にいい情報を得ることができます。
長く存続する会社とつき合う
住宅の欠陥は10年を過ぎてからでてくることもあります。何十年も存続する会社のほうが安心です。
不動産会社の友の会に入る
友の会とは、会費無料で、競争率の高いマンションや割安な戸建てなど有益な情報をいち早く教えてくれます。
いい営業マンとつき合う
住宅展示場やモデルルームで複数の営業マンと交流し、しっかりと購入者のことを考えてくれる営業マンを探しましょう。担当する営業マン次第で気持ちよく買えるかどうかが変わってきます。
最終的には人と人とのコミュニケーションが重要になりますので、信頼できる営業マンのいる会社とお付き合いをしたいですよね。
物件のデメリットを聞いてみる
いい営業マンは物件のデメッリトもきちんと教えてくれます。メリットはたくさん言うのに、デメリットはこちらから聞かないと教えてくれないこともありますので、必ず聞きましょう。
急がせる営業マンはNG
どんなにいい物件でも焦って購入してはいけません。
「この物件は問い合わせが多いので早く決めないとなくなるかもしれません」など、せかしてくる営業マンはやめましょう。買えなかったら縁がなかったと諦めることも大切です。
ローン審査は正直に
不動産会社は住宅ローンの紹介をしてくれますが、年収など嘘をついてはいけません。
クレジットの返済が滞ったことがある人も、正直にいいましょう。嘘を書くように言ったり、黙っていたほうがいいですよなど言う営業マンは信用してはいけません。
不動産広告の見方
平面的な図面だけでは、物件の良し悪しを判断するのは難しいものです。
日当たりや周辺の環境などは、実際に現地に行ってみないとわかりません。ある程度の条件が希望に合っているのなら、積極的に現地に足を運んでみましょう。
不動産広告の主なチェックポイント
広告有効期限
いつごろ出された物件情報なのかがわかります。なるべく新しい情報を手に入れるためにも、チェックしておきましょう。
利用路線・最寄り駅
通勤・通学の利便性を考えて、どの路線が利用できるのか、最寄り駅はどこになるのかを確認します。
最寄り駅までの時間
不動産広告では、平面図で80mを1分として計算します。坂道や信号待ちは考慮されていませんし、建物の敷地が広い場合は、道路までの距離も考慮する必要があります。
販売価格
分譲住宅の場合は、土地・建物の値段が明記されていますが、建築条件付き売地などの場合は、土地の価格のみが記載されています。
物件概要
細かい文字でたくさん書いてあるので、目をそらしたくなりますが、ここに重要なことが記載されています。とくに再建築の可否や道路の種類・幅などには、注意が必要です。
方位
図面は、すべてが北が上にあるとは限りません。南北を逆に間取りを記載するケースもありますので、必ず方位を確認しましょう。
エリア情報
周辺環境を記載しています。公共施設や最寄りのスーパー、コンビニ、学区域なども見ることができます。
取引形態
取引形態の違いで諸費用が大きく変わるので、仲介物件なのか、売主or代理販売の物件なのか確認しましょう。
インターネットで調べる
今は、インターネットで簡単に物件を探すことができます。もし気になる物件が見つからなければ、数日後に同じ条件で検索してみて下さい。毎日のように新しい情報が更新されていますので、根気よく探すことが大切です。
ある程度物件が見つかったら、不動産会社に連絡をしましょう。
気になる物件はどんどん見に行く
物件を見に行くのにいい時間帯は、何時ごろだと思いますか?
午後1時頃から3時頃が人気の時間帯ですが、実際に家を購入したら365日、朝から晩までその家を中心に生活しますよね。
平日、休日、朝夕の通勤時間帯と日中とは、周辺環境が大きく異なる場合もあります。出来れば時間帯を変えて、最低2回は見に行きたいところです。
どうしても時間が取れない場合には、営業マンに平日と休日の周辺状況なども違いがあるのか質問しておきましょう。
周辺環境は、どんなにお金をかけても後から変更することはできません。あとからでもお金をかければ直せる部分と、自分ではどうにもならない部分をしっかりと見極めることが大切です。
不動産会社とのトラブルは相談窓口へ
不動産会社との間でトラブルがあった場合には、自治体または都道府県の消費生活センターでも相談することができます。