バイナリーオプションは儲かる?メッリト・デメリットを徹底解説!

バイナリーオプションは儲かる?メッリト・デメリットを徹底解説!

FXや暗号資産(仮想通貨)などの投資をしていると、バイナリーオプションという言葉を耳にすることもあるかと思います。

バイナリーオプションは、ルールが簡単で少ない資金で投資できること、簡単に利益を出せること、短い時間でも数多く取引できるなどの理由で人気になっていますが、きちんと理解していない方も少なくありません。

バイナリーオプションのメリットデメリット、初心者向けの投資なのか、バイナリーオプションは儲かる投資なのか?などについて考えてみたいと思います。

バイナリーオプションとは?

バイナリーオプション

バイナリーオプションとは、「指定時間に、今の価格よりも上がるか下がるかを予想する取引」のことです。

予想が当たると投資額が1.6倍~2倍になり、予想がはずれると賭けた金額がすべて没収されるというシンプルな投資です。配当や取引時間の種類は、バイナリーオプション業者によって変わります。

FXでは、エントリーのタイミング、どこまでいったら利益を確定させるのか、損失方向に動いてしまった場合、いつ損切りするのか、など考えなければならないことがたくさんあります。

バイナリーオプションは、指定時間にわずかでも予想方向に価格が動いていればいいので、初心者でも取り組みやすい投資と言えます。

バイナリーオプションとFXの違い

まずは、取引について考えてみましょう。FXの場合は、チャートを分析して、買うor売るを選択して、エントリーポイントを決めます。その後、利確または損切りの決済ポイントを決定します。

迷うことが多く、自分自身ですべてを決めなければならないのが、FXの難しいところです。

バイナリーオプションの場合は、買うor売るの選択でエントリーポイントを決めて、エントリーしてしまえば、既定の時間が経過したら自動で決済されます。そのため、決済については一切考える必要がありません。

予想が当たると、既定の倍率の配当を受け取り、予想が外れたら購入金額分が損失です。

エントリーポイントだけを考えればいいバイナリーオプションの方が、圧倒的に簡単です。トータルでの勝率が基準値を超えていたら、プラスになります。

次に、投資資金で比較してみます。(ドル円の場合)

1日に1万円の利益を得ようと考えた場合、FXで10万通貨を投資すると、保証金が45万円ほど必要になります(国内FX業者)。10pips獲得できれば、1万円の利益になります。

バイナリーオプションの場合には、保証金は必要ありません。購入する金額だけの投資金があればいいことになります。2倍の配当で取引する場合に、1万円の投資で的中できれば、1万円の利益になります。

1日1万円の利益を得るために必要な投資資金は、FXなら45万円程度、バイナリーオプションなら1万円だけということになります(あくまでも単純計算です)。

バイナリーオプションの方が、資金を最大限に活用できて、メリットが多いと言えます。

バイナリーオプションのメリット

  • ルールがシンプルで簡単、初心者でもはじめやすい
  • 少額から投資できる
  • 短時間で何度も取引できる
  • 自動決済なのでメンタル負荷が少ない
  • 損失が限定されるので、リスクが少ない
  • ボラティリティがない時でも取引可能

ルールがシンプルで簡単、初心者でもはじめやすい

バイナリーオプションは、指定時間に今の価格よりも上がるか下がるかを予想するだけなので、ルールがシンプルでわかりやすい投資です。

操作方法も簡単なので、思い立ったらすぐに行動することができます。

また、2択だからこそ、「初心者でも予想がしやすく、勝率が高い」という特徴があります。

少額から投資できる

1回あたりの投資金額は、最低1000円程度から始めることができます。少ない金額から始めて、勝てるようになったら徐々に賭け金を増やしていくのがおすすめです。

短時間で何度も取引できる

専業トレーダー以外の方は、チャートを見れる時間が1日1~2時間という方が多いと思います。

バイナリーオプションの1回あたりの取引時間は、最短30秒なので、2時間のトレード時間があれば、たくさんのエントリーチャンスがあるはずです。

こういった時間効率の良さも、バイナリーオプションが人気になる理由です。

自動で決済されるので、メンタル負荷が少ない

FXでは、決済するタイミングによって大きく収支が変わるので、タイミングの見極めがとても重要です。

バイナリーオプションは、指定時間になると自動的に決済されるので、メンタルの負荷が少なくてすみます。

損失が限定されるので、リスクが少ない

FXは、高いレバレッジをかけた場合に、予測と逆方向に大幅な価格変動があると、元本以上の損失を被る可能性があります。

バイナリーオプションでは、予想がはずれた場合には、賭け金が失われるだけなので、大きな損失にはなりません。適切なリスク管理を行えば、損失を限定することができます。

ボラティリティがない時でも取引可能

バイナリーオプションは、指定時間までに少しでも予想方向に価格が動けばいいので、ボラティリティ(価格変動の幅)が小さな時でも取引をすることができます。

バイナリーオプションのデメリット

  • 引き分けは負けになる
  • ギャンブル性が強く癖になりやすい
  • 信託保全がない
  • 怪しい業者が多い

引き分けは負けになる

バイナリーオプション取引を行っていると、極稀にエントリー時と同値で、判定時刻になることがあります。これを「引き分け」と言いますが、多くの業者では、引き分けも負けとして賭け金を没収されてしまいます。

実は、以前は引き分けになると、投資額と同額(ペイアウト100%)が払い戻されていました。

改正されたことで、勝ちにくくなったというイメージがあるかもしれませんが、もともと引き分けになる確率は低いですし、引き分けがなくなった代わりにペイアウト率が高くなっているので、結果的に還元率が上がったとも言えます。

ギャンブル性が強く癖になりやすい

数分単位の短期取引は、ギャンブル性が高いことから、日本の金融庁から許可を得ている国内の業者では利用することが出来ません。(海外の業者で短期取引をするのは「違法」ではありません)

また、「現在の価格よりも上がるか下がるかを予想するだけ」の誰でも簡単にできる投資だからこそ、癖になりやすいので、ギャンブル気質の方はご注意ください。

バイナリーオプションは投機性が高いとは言われていますが、投機性が高いからこそ、しっかりと相場を読み、エントリータイミングが重要になります。

「なんとなく価格が上がりそう、下がりそう」だけでは絶対に勝てません。

信託保全がない

国内業者には、「資金の信託保全」が義務づけられています。

信託保全:預託された証拠金・取引の損益・スワップ損益を、その他の資産とは区分して信託先に信託することにより、破綻した場合でもユーザーの資産を保全する仕組み。

海外の業者は、信託保全の義務はないので、各業者の判断になっています。多くの業者では、「分別管理」は導入されていますが、「信託保全」を導入している業者はほぼありません。

そのため、大金を口座に入れておかないことが重要です。定期的に出金して、口座残高を一定額で抑えるようにしましょう。

怪しい業者が多い

どのような投資でも必ずと言っていいほど、詐欺業者は存在しますが、特にバイナリーオプションは怪しい業者が多いように思います。

悪質な業者は、「入金はスムーズにできるのに出金ができない」「出金するための条件が厳しくて出金できない」など、出金トラブルが多く挙げられます。

トラブルを避けるためも、口座を開設する際には、金融ライセンスを取得している業者かどうかを確認してください。

バイナリーオプションは儲かる?

「バイナリーオプションで勝率90%」「1日たった数分の取引で何十万儲かる」「スマホだけで月収100万円」など、見ることがあるかと思いますが、バイナリーオプションはそんなに簡単に儲かるのでしょうか?

バイナリーオプションは、ユーザーが勝てば会社の損失、ユーザーが負ければ会社の利益が一般的です。

こう考えると、多くのユーザーが勝っていると、会社運営が成り立ちません。
なので、何も考えずに取引を繰り返せば、トータルでは確実に負ける仕組みです。

それでもバイナリーオプションで勝ち続けている人がいるのは、トータルで勝ち続けることができる手法を確立しているからです。

そして、勝率を1%でも上げる努力をして、連敗しても淡々とトレードを繰り返すことことができるメンタルが重要です。

たとえ、連敗があったとしても、トータルで勝てることがわかっていれば、メンタル負荷も少なくなり、勝ち続けることができます。

「バイナリーオプションは簡単に儲かる」と安易に考えるのではなく、取引手法の確立のために真剣に取り組むことが大切です。

バイナリーオプションに向いていない人

バイナリーオプションは投資ですが、ギャンブルが好きな方には、バイナリーオプションはおすすめしません。

バイナリーオプションには、ギャンブル的な要素が含まれているので、ギャンブルが好きな方は、連敗すると負けを取り戻そうとして、無茶な取引をする傾向があります。

また、短気な人は、負けるとイライラして冷静な判断ができなくなります。自分のルールを決めても、そのとおりにできないものです。

バイナリーオプションは簡単だからこそ、メンタルが重要視されています。手法の分析も大切ですが、ゲーム感覚で気軽に楽しむことも同じくらい大切です。
すぐに熱くなってしまう人は、FXの長期トレードや投資信託などがおすすめです。

バイナリーオプションのおすすめ業者

国内でバイナリーオプションを取り扱っている業者は多数あります。ほとんどの業者は、2時間ごとの取引で最短2分程度から取引できますが、1日に最大12回しかエントリーチャンスがありません。

そのため、国内よりも、海外業者を使ったバイナリーオプションが人気ですが、海外業者の中には、詐欺会社もたくさんあると言われているので注意が必要です。

儲けすぎると口座を凍結させられたり、出金できなかったり、会社自体が無くなったりと不安要素も大きいです。バイナリーオプション業者選びは、慎重におこなってください。

私が実際に使っていて、おすすめできるバイナリーオプション業者をご紹介します。

ハイローオーストラリア

ハイローオーストラリアは、「株式会社 HLMI Ltd」によりマーシャル諸島共和国で法人営業している海外バイナリーオプション業者です。

バイナリーオプションと言えば、ハイローオーストラリアというくらい有名な業者です。

登録者数は30万人以上。バイナリーオプションの初心者からプロまで、多くのトレーダーに支持されています。

※ハイローオーストラリアは、2019年6月に「Highlow Markets Pty. Ltd.」から「HLMI Ltd.」へと運営会社が変更になりました。

ハイローオーストラリア公式サイト

ハイローオーストラリアの魅力

  • マーシャル諸島共和国事業会社法のライセンスを取得している
  • ロイズ保険(賠償責任保険)に加入している
  • ユーザーの資金は分離管理
  • 入出金が迅速で手数料が無料
  • 日本語サポートがある
  • 口座開設キャッシュバックやロイヤリティポイントプログラムなどのボーナスが豊富

平日の午前中に出金依頼をすると、翌日には銀行に振り込まれています。お金のやり取りがスムーズなことは、大きな信頼につながります。

また、業者によっては、ボーナスの取得に複雑な条件があったり、ボーナスで得たお金が引き出せないというトラブルもありますが、ハイローオーストラリアでは、ボーナスで得た利益は問題なく出金できます。

ペイアウト率

取引の種類別ペイアウト率

Higlow:1.85~1.95倍
Hihlowスプレッド:2.00倍
turbo:1.85~1.95倍
turboスプレッド:2.00~2.30倍

デメリット

  • チャートだけでは分析できない
  • 勝ちすぎると口座凍結される?

ハイローオーストラリアのチャートは、細かい分析には適していません。

そのため、多くのトレーダーは、別画面のMT4で相場分析をしながらバイナリーオプションのトレードを行っています。

※MT4は自社のチャートではないので、多少のズレが発生します。
MT4チャートは、ハイローオーストラリアと比較的ズレが少ない、XM(XMTrading)がおすすめです。

また、ハイローオーストラリアは、人気の業者ではありますが、「使いやすい」という声と同じくらい「勝ちすぎると口座凍結される」「出金できない」というユーザーもいます。

私が口座を開設した、2018年にも言われていました。当時は1,000万円以上稼ぐと口座凍結されると言われていましたので、儲けすぎないようにトレードしようと考えていました。

幸か不幸か、私は1,000万円以上の出金をしたことがないので何とも言えませんが、数百万円程度の儲けであれば問題ありません。

万一、口座凍結された場合には、ご報告させていただきます。

ハイローオーストラリア公式サイト

ザ・オプション(The Option)

ザ・オプションは、マーシャル諸島に本社がある「TCG holdings Ltd.」が運営しています。最低取引金額は1000円からなので、初心者でもはじめやすい資金設定になっています。

ザ・オプションの魅力

  • マーシャル諸島共和国事業会社法のライセンスを取得している
  • 入出金がスムーズ
  • 高機能チャートが使える
  • 約定スピードが高い
  • 安心の日本語サポート
  • お得なキャンペーンやイベントが豊富

ザ・オプションの出金は、申請後早くて2~3日で口座に振り込まれます。ハイローオーストラリアと比べると遅く感じますが、海外バイナリーオプション業者の中では早い方です。

また、ザオプションの最大の魅力は、高機能チャートです。

ザオプション取引画面
  • Windows専用のデスクトップアプリで無料で提供されている
  • MT4/MT5にはない10秒足チャートも表示できる
  • 最大4分割できるチャート画面では、複数の銘柄を同時に取引できる
  • さまざまなテクニカル指標を使用できるので、細かい分析が可能

自社のチャートなのでレートにズレがありません。約定力に定評があることは、トレーダーにとって大きなメリットになります。

ペイアウト率

取引の種類別ペイアウト率

High/Low:1.82~1.85倍
スプレッドHigh/Low:2.00倍
短期:1.77~1.96倍
スプレッド短期:2.00倍

デメリット

  • 信託保全ではない
  • 出金の手数料が高い

ザオプションの出金方法はBitwallet、ビットコイン、銀行振込の3つの方法があります。

ビットコインは手数料無料、Bitwalletは出金額の4%ですが、ランクによって無料になります。
銀行振込手数料は、「一律2000円」とやや高めです。

ザオプション(theoption)公式サイト

バイナリーオプションの税金

課税の仕組みはFXとまったく同じで、国内のバイナリーオプションは申告分離課税、海外のバイナリーオプションは総合課税です。経費を除いた利益が「20万円を超えたら確定申告」する点も一緒です。

国内業者、海外業者に関係なく、規定以上の利益が出たら必ず申告しましょう。

バイナリーオプションのまとめ

バイナリーオプションは、為替取引の投資方法の1つです。

ルールが簡単で、1回の取引での損失が最初から限定されているので、安心してトレードを楽しむことができます。

ただし、ルールが簡単(わかりやすい)というだけで「簡単に勝てる」わけではありません。

初心者でもはじめやすいですが、初心者向けの投資というわけではなく、バイナリーオプションで大きな利益をあげるプロのトレーダーも数多くいます。

バイナリーオプションで勝てるようになるためには、投資の知識が必要です。研究と検証に時間をかければかけるほど、勝率は上がりますので、興味のある方は本気で取り組んでください。

バイナリーオプションは、資金とメンタルをコントロールできる人には、最適な投資方法です。

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