旅行の計画をすると、お天気が気になって、1週間くらい前から毎日のようにチェックしてしまいませんか。
特に、沖縄旅行では、写真のような快晴の空と青い海を楽しみにしている方も多いと思います。
だけど、天気予報では晴れマークが見当たらない。そんなときでも心配しないで下さい。実は、沖縄の天気予報って当たらないんです。
快晴とは

快晴とは、雲がほとんどない状態で、雲の占める割合が1割以下のことをいいます。
雲が1割以下であっても、雷雨や霧などが発生すると、快晴とは見なされません。雲の割合が2~8割だと晴れ、9割以上だと曇りになります。
快晴の日は全国で一番少ない

沖縄というと、快晴で強い日差しに青い海をイメージされる方も多いと思います。
全国の年間快晴日数は、平均で30.6日ですが、沖縄県は8.3日と圧倒的に少なく、47都道府県の中で最下位なんです。ちなみに最も多い県は、埼玉県で60.6日です。
沖縄は、周りを海に囲まれていて、年間平均湿度が75%と高く、気温も高いので、空気中に含まれる水蒸気の量が多く、雲が発生しやすいからです。
そして、沖縄には南国特有のスコールがあります。晴れているのに、急に激しい雨が降ってきますが、10分~15分ほどで止んでしまいます。
カタブイがある

カタブイとは沖縄の方言で、カタは片、ブイは降りという意味で、片方だけで雨が降っている状態をいいます。本土で言うと、にわか雨や通り雨などです。
洗濯物を干しっぱなしにしてしまい、急いで家に帰ると、自宅の洗濯物はビシャビシャなのに、隣の家の洗濯物は全く濡れていない、なんてこともあります。
上手く移動すると、全く雨にあたりませんし、失敗すると雨雲と共に行動することになってしまいます。
雨の降っている様子は、離れたところから見てもわかりますので、雨雲を避けながら移動することも可能です。
沖縄県は広い

全国の天気予報を見ると、沖縄県の天気が1つ表示されていますが、沖縄県はとても広いんです。
島1つ1つは小さいですが、沖縄本島から石垣島までは約400㎞離れています。これは東京~大阪間の距離です。その全てで快晴でないと、快晴にはカウントしてもらえません。
基本的に天気はいい

ガイドブックを見ると、晴れの日が多く感じるかもしれません。沖縄は快晴の日は少ないですが、晴れている時間が長く、ときどき雨が降る日が多いのです。
また、雨が降っても、すぐに止みますし、日差しが強いので、雨に濡れてもすぐに乾きます。そのため、沖縄では折り畳み傘を携帯している人はとても少ないです。
ただし、梅雨の時期や北風が強い冬場には、一日中雨が降る日も増えます。
沖縄の梅雨

沖縄の梅雨は、5月のゴールデンウイーク明けくらいに梅雨入りし、6月中旬~下旬に梅雨明けすることが多いです。梅雨の時期でも、1日中雨が降り続くというよりも、スコールの回数が増えるようなイメージです。
空梅雨も多々あります。
ただ、湿気が凄い。湿度100%を超えているのでは?という日もあります。油断すると、家の中がカビだらけになってしまいますので、湿気対策は欠かせません。
台風情報は要チェック

沖縄は、7月下旬~10月上旬が台風シーズンとなります。
天気予報は当たりませんが、台風予報は当たります。沖縄から帰ってくる日に台風が来そうだと思ったら、日程変更することも検討して下さい。
沖縄は、台風で飛行機が欠航するときは、船も欠航です。島から脱出する方法はありません。ホテルに缶詰め状態です。
しかも、台風が去った後は、飛行機も混雑しますし、予約が取れるのが3日後なんてこともあります。
沖縄の天気予報は気にしない

沖縄の天気予報は難しいので、気にしないのが一番です。
どうしても雨に濡れたくない人は、雨雲レーダーで5分後、10分後の天気を確認しながら移動しましょう。これが一番正確です。

