沖縄の方言「めんそーれ」が沖縄全土で通じない理由

那覇空港に到着すると「めんそーれ」の文字を見るかと思います。沖縄の方言は、はじめて聞くと外国語のようだとよく言われます。めんそーれは沖縄の方言で、「いらっしゃいませ」という意味なんですが、めんそーれが通じるのは沖縄本島だけなんです。

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沖縄には約160の島があり、大きく分けると沖縄本島、宮古諸島、八重山諸島(石垣島・西表島など)の3つがあります。沖縄本島と石垣島は、約400㎞離れています。

これは、東京~大阪間の距離とほぼ同じです。これだけ離れているので、同じ沖縄県でも、文化や言葉が違うのです。

かなり頭が混乱してしまいそうですが、よく使われている方言をいくつかご紹介します。

こんにちは

「こんにちは」や「ハロー」などのように、軽い挨拶に使う言葉が「はいさい」です。女性が使う場合には「はいたい」といいます。喜納庄吉さんのハイサイおじさんという歌でも有名です。

街の中でも、気軽に「はいさい・はいたい」と声をかけてみましょう。これは沖縄全土で共通の言葉です。

いらっしゃいませ

「いらっしゃいませ」は沖縄本島で「めんそーれ」ですが、お隣の宮古島では「んみゃーち」、八重山諸島では「おーりとーり」といいます。全く違う言葉ですが、全部同じ意味なんですよ。

どこの空港にも必ず「いらっしゃいませ」が書いてありますので、まずは確認してみましょう。

ちなみに、宮古諸島では「んむっし(面白い)」や「んぬぅつ(命)」など、「ん」から始まる言葉がたくさんあるので、しりとりが終わらないと言われています。

ありがとう

沖縄本島では「にふぇーでーびる」、ありがとうございましたを「にふぇーでーびたん」といいます。そして、宮古諸島では「たんでぃがーたんでぃ」、八重山諸島では「にーふぁいゆー」です。

沖縄本島では「ありがとう」とお礼を言っているのに、でびる?悪魔?と思われてしまうこともあります。

いただきます/ごちそうさま

いただきますは「くわっちーさびら」、ごちそうさまは「くわっちーさびたん」といいます。「くわっちー」とはごちそうのことです。

そして、美味しいものを食べたときには「まーさん」といいましょう。

美しい

美しいは「ちゅら」です。美しい人という意味の「ちゅらさん」や「美ら海水族館」は聞いたことがあると思います。

これが宮古諸島に行くと「あぱらぎ」、八重山諸島では「あっぱりしゃーん」になります。

私/あなた

沖縄本島で、私は「わん/わー」あなたは「やー」、宮古諸島では私を「ばん/どう」あなたは「うわ/うば」、八重山諸島は、私は「ばー」あなたが「わー」です。

「わーが食べた」と言っても、沖縄本島なら「私が食べた」で、八重山諸島では「あなたが食べた」という意味になります。ややこしすぎる。

にし

ややこしい繋がりで、沖縄では北のことを「にし」といいます。太陽が出る東を「あがり」太陽が入る西を「いり」、南が「はい/ふぇー」北が「にし」です。

西は、西表島やイリオモテヤマネコなどで聞いたことがあると思います。南の島を「ぱいぬしま」といいます。北は「去にし」が語源といわれています。

沖縄の人に「そこを、にしに曲がって」と言われたら要注意です。

沖縄

沖縄

沖縄の人を「うちなーんちゅ」、島の人を「しまんちゅ」といいますが、しまんちゅは沖縄本島に行くことを「沖縄に行く」といいます。離島も沖縄なんですけどね。

そして、宮古島では畑のことを「ぱり」といい、畑で働くおばー(お婆さん)を「ぱりじぇんぬ」という可愛らしい方言もあります。

八重山諸島の「いらっしゃいませ」を「おーりとーり」とご紹介しましたが、八重山諸島の中でも最西端の与那国島では「わーりぃ」、ありがとうを「ふがらっさ」といいます。

私は、与那国島の小学校の修学旅行に同行したことがありますが、何を言っているのかわからず、何度も聞き返してしまいました。

ひとことで沖縄といっても、島によって文化も言葉も違います。最近は、方言を使う人が少なくなってきたと言われていますが、なまりは国の手形といいますし、残していきたいですよね。

島それぞれに違った良さがありますので、ぜひ、全部の島を訪れて、あなたも「うちなーんちゅ」になりましょう。

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