暗号資産(仮想通貨)が無料でもらえるなら、あなたも欲しいと思いませんか。
エアドロップに参加すると、無料で暗号資産(仮想通貨)がもらえます。
でも、「無料で貰えるなんて怪しい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。エアドロップについて詳しく解説しますので、興味のある方はエアドロップに参加してみてはいかがでしょうか。
エアドロップ(Airdrop)とは

自社で発行したトークンの保有者を増やし、経済圏を拡大することを目的として、トークンを無料で配布することをエアドロップ(Airdrop)といいます。
エアドロップされると、認知度があがり、注目され、興味を持つ人が増えることによって、価格が上がります。その結果、新たな開発資金を得られるなど、さまざまなメリットがあります。
また、無料なので、たとえ価値がなくても、ユーザーはリスクを負うことはありません。取引所に上場され、高値で取引されると、大きな利益を得られることもあります。100倍以上になることもあるので、エアドロップには夢がありますよね。
ICOとの違い
ICOは、Initial Coin Offeringの略で、新規暗号資産(仮想通貨)公開を意味します。企業などがオリジナルの暗号資産(仮想通貨)を発行して、上場前に安値で販売することによって、資金を調達します。
ICOは、資金調達(販売)だけして実態がないなどの詐欺が発生しています。また、上場と同時に売られてしまい、なかなか流通しないということもあります。
エアドロップは無料なので、初期投資が不要なこともあり、投資目的以外の参加者も見込まれます。そのため、ICOよりも流通する可能性が高くなります。

エアドロップのリスク

エアドロップは無料なので、安全に思いますが、エアドロップにも詐欺はあります。
たとえば、偽サイトに誘導して、個人情報を盗まれるという事件がありました。パスポートや運転免許証、クレジットカード情報が必要な場合は、注意して下さい。
また、「秘密鍵」を聞かれた場合には、100%詐欺だと思って下さい。秘密鍵を知られると、ウォレットにある暗号資産(仮想通貨)がすべて盗まれる可能性があります。
秘密鍵は、誰にも教えないで下さい。
エアドロップを始めるために準備するもの

- メールアドレス
- イーサリアムウォレットアドレス
- SNSアカウント(Twitter、Facebook、Lineなど)
- テレグラム(Telegram)アカウント
メールアドレス
個人情報の漏洩など、万一のことを考えて、メールアドレスは、GmailやYahoo!などのフリーメールを、エアドロップ専用で作成することをオススメします。
パスワードは、同じものを使わず、必ずアドレスごとに変えて下さい。
イーサリアムウォレットアドレス
エアドロップで配布されているトークンは、イーサリアムが多いです。取引所のアドレスではなく、MyEhterWallet(マイイーサウォレット)など、新たなアドレスを作成して下さい。
MyEhterWalletは、パソコンにインストールして使うソフトウェアウォレットです。取引所よりは安全ですが、ハードウェアウォレットと連携して使うこともできます。また、日本語にも対応しているので安心です。
SNSアカウント
エアドロップに関する情報は、Twitterやテレグラムなどで発信されることが多くあります(偽情報もあるので、公式サイトや公式アカウントを確認して下さい)。
また、エアドロップに参加するためには、公式アカウントのフォローや拡散が条件になることもありますので、TwitterやFacebookなどのアカウントを用意しておきましょう。
中には、Twitterなどの登録日や、フォロワー数が条件に含まれることもあります。
テレグラム(Telegram)
テレグラムは、日本で言うLINEのような、インスタントメッセージアプリです。匿名性が高く、セキュリティがしっかりしていて、世界で2億人のユーザーがいます。
ICOやエアドロップなどではよくテレグラムが使用されていますので、テレグラムアカウントも作成しておきましょう。
エアドロップの参加方法

- サイトからエアドロップの情報を探す
- 参加手順・参加条件を確認して実行
- ウォレットにコインが送付されるのを確認
エアドロマニア Airdrop一覧などのサイトから最新のエアドロップ情報をチェックします。Airdrop一覧では、必要なアカウントで検索することもできるので便利です。
気になる通貨を見つけたら、クリックしてください。通貨に関する詳しい説明と、参加手順や参加条件などが記載されています。参加方法・参加条件は運営元によって異なります。
エアドロップに参加後は、ウォレットに通貨が送金されるのを確認します。配布されるまでの期間は、通貨によって異なります。
通貨を受け取る際に手数料はかかりませんが、ウォレットから送金する際に、送金手数料が必要になります。
Ethereum Tokens Explorerを使うと、受け取った通貨を簡単にチェックすることができます。
エアドロップに参加する際の注意点
- アドレスは新たに作成する
- 秘密鍵は絶対に教えない
- 高額資金の保有はコールドウォレットを使用
エアドロップに参加する際には、その都度、新しいメールアドレス、イーサリアムウォレットアドレスを作成し、パスワードも毎回変えるようにしましょう。
秘密鍵は、銀行の暗証番号と同じで、通常、聞かれることは絶対にありません。秘密鍵の入力が必要な場合は詐欺と思って間違いありません。絶対に秘密鍵は教えないで下さい。
MyEhterWalletは、取引所と比較すると安全ですが、ホットウォレットになります。コールドウォレットと連携することができますので、高額資金を保管する際には、コールドウォレットの利用をオススメします。
税金がかかる

エアドロップでもらった通貨は、市場価値がついていなければ税金は発生しませんが、取引所に上場された場合には、他の暗号資産(仮想通貨)と同様に、課税対象となります。
年間20万円以上の利益は「雑所得」として、確定申告が必要です。
もらった通貨の価格が上昇した場合、個人からもらうと贈与税、法人からもらうと所得税がかかることもあります。
価格が上昇した暗号資産(仮想通貨)
エアドロップは無料で配布されていますが、将来的に大きな利益を得られる可能性があります。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュは、2017年8月1日にビットコインがハードフォーク(分裂)して誕生しました。このとき、ビットコインの保有量と同量のビットコインキャッシュがエアドロップされました。
現在、時価総額は$8,310,185,338で、時価総額ランクは11位です。
オントロジー / Ontology(ONT)
オントロジーは、NEOのプラットフォームを利用した暗号資産(仮想通貨)です。2018年、エアドロップ前にメーリングリストに登録していた人に1000 ONTが配布されました。
最高値で売っていた人は、約100万円を無料で入手できています。
オミセゴー / OmiseGO(OMG)
オミセゴーは、イーサリアムのブロックチェーンをベースにした暗号資産(仮想通貨)です。銀行口座のない人でもネット決済が可能なことから、多くの注目を集めています。
2017年7月に発行されました。ICO時の価格は1OMG=約30円でしたが、2か月後には1,400円台に到達、2018年1月には2,840円まで上昇しました。現在は、1OMG=500円前後です。
まとめ

エアドロップは、暗号資産(仮想通貨)の宣伝や流通を目的とされています。ユーザーは、無料で暗号資産(仮想通貨)がもらえるので、発行者とユーザーの双方にメリットがあります。
気になる通貨を見つけたら、エアドロップに参加してみてはいかかでしょうか。値上がりすれば大きな利益を得られます。
ただし、中には個人情報を盗むような偽情報もありますので、ご注意ください。

