夢のマイホームを持ちたいと思っても、何から始めればいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
マイホームの買い替えは簡単にできるものではありません。家選びのポイントは、20年後、30年後を考えて、「場所・立地」「建物」「価格」の譲れない条件をしっかりと話し合ってみましょう。
マイホーム購入!選び方・買い方のポイント
景気は良くならない、給料は上がらないという中でマイホーム購入を考えるとき、注意することは「身の丈に合った物件選び」と「住宅ローンの無理のない返済計画」です。
あなたは不動産会社に紹介された物件が、いいのか悪いのか判断がつきますか?よくわからないままに営業マンに相談してしまうと、自分の条件に合わないこともあります。
まずは家族でよく話し合い、住みたいエリアと予算を決めましょう。
住みたいエリアは、通勤に便利、スーパーが近い、駅から近い…などいろいろあると思いますが、絶対に譲れない条件、ゆずってもいい条件、できれば満たしたい条件に分けて書き出してみてください。
次に、毎月の返済額から逆算して予算を決めます。
マイホームを購入する人の多くは住宅ローンを組み、25年、30年をかけて返済していきますので、誰でも最後まで返し続けることができるのかと不安になりますよね。
ボーナスは景気によって左右されるので、ボーナス払いはやめ、給料の範囲内で返済することを前提とします。
頭金や税金、手数料などの諸費用に充てる現金も考慮しましょう。無理のない返済計画を立てるためには、この先の日本の景気の見通しを知っておくことも必要です。
同じ価格帯の物件を比較する

物件探しは、住みたいエリア内の予算に合う物件だけを集中的にみます。
4000万円の予算なのに4500万円の物件や5000万円の物件を見てはいけません。高価な物件がよく見えるのは当たり前で、見ているうちに欲しくなり、予算オーバーなのに購入してしまうなんてことになりかねません。
同じ価格帯の物件を比較することで相場もわかり、目も肥えていきます。
物件選びではまず、おおまかなエリアを決め、予算内の物件を集中的に見ます。候補物件が見つからなければ、築年数の古いものも探してみるとか、駅までの距離を徒歩5分から10分まで範囲を広げてみるなど、条件をゆるめて探してみましょう。
新築物件には、モデルルームの維持費や宣伝費なども上乗せされていますので、工事完了後1年を過ぎた中古扱いの未入居物件なども検討してみましょう。探せば掘り出し物もみつかります。
中古マンションを購入するなら建物全体の老朽化の状態や、管理組合の活動などもチェックしておきましょう。
理想の物件が見つかったら、値引き交渉をします。業者の言い値で買う必要はありません。
「大手の不動産会社は安心」という気持ちもあると思いますが、値引きの融通が利かないこともあります。
良心的な会社はたくさんありますので、規模にとらわれず、いい会社、親身になってくれる営業マンを選びましょう。
誰でも幸せな生活を夢見て、マイホームを購入しますよね。その夢を、自らの手で壊してしまわないように、慎重に行動しましょう。
物件選びの流れ
物件購入の第一歩は、どんな家に住みたいのか、家族でしっかりと話し合うことです。
理想像が見れたら、予算内で価格、場所・立地、建物・間取りの希望を盛り込んで絞っていきます。希望の物件が見つかったら、モデルルームを見学に行ってみましょう。
step1:理想の家を家族で話し合う
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step2:資金計画を立てる
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step3:譲れないリストから条件を絞り込む
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step4:モデルルームの見学に行く
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マイホーム購入
譲れないランキング
物件購入で重視したポイントは「価格」が93.4%で、最も高くなっています。
そして「最寄駅からの時間」が84.8%で2位、「住戸の広さ」が3位です。世帯構成によっても重要視するポイントは変わってきますが、やはり「価格」は最重要ポイントとなります。
100%完璧な物件はありません。どこが妥協できるのか?しっかりと話し合い、満足できる物件をさがしましょう。
価格
「物件価格とランニングコスト」で選ぶ
・同じマンションや分譲地でも方角や回数によっても価格が異なります。
・マンションは管理費や修繕積立金が安いと後々増額されることもあるので注意!
同じ路線や同じくらいの規模のマンション数件と比較して相場を知っておきましょう。
場所・立地
「人気の場所、災害に強い、ライフスタイルに合う」で選ぶ
・人気の場所は交通のアクセスが良く、周辺環境も優れていることが多いので、将来、資産価値の下落が少ない。
・災害への対策は必ず調べておきましょう。
・最後の決め手は住み心地。物件の周辺を歩いて、街の雰囲気や周辺環境もチェックします。
建物・間取り
「構造・断熱性、間取りと長持ちする家」を選ぶ
・構造や断熱性など見えない部分をしっかり確認。
・生活動線や暮らし方を考えた間取りをチェック。オール電化orガス、食洗器やディスポーザーの有無、駐車場などの設備の譲れる譲れないリストを作る。
新築or中古
最近は中古物件を安く購入して、リフォームする人も増えています。同じ条件の新築よりも20~50%安く購入することができ、都心でも比較的物件が見つかりやすいことも人気の理由です。
新築は、オール電化や床暖房、ディスポーザーなど最新設備の標準仕様化が進んでいます。ローンの返済期間を長期間に設定できたり住宅ローン控除の優遇もありますので、しっかりと比較検討しましょう。

