XM(XMTrading)は、充実したボーナスと高い約定力(99.98%)が魅力の海外FX取引所です。
そんなXM(XMTrading)では、MT4とMT5を使うことができますが、初めての人には少し難しく思うかもしれません。
今回は、取引の中でも特に重要な、注文方法から決済方法までを詳しく解説します。
トレードスタイルによっても利用する注文方法は異なりますが、すべての注文方法を知っていると、選択肢が広がりますので、一通り確認しておきましょう。
操作方法なども、画像で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
XM(XMTrading)のプラットフォーム
XM(XMTrading)で使うプラットフォームは、
- Meta Trader4(MT4)
- Meta Trader5(MT5)
2つのどちらかです。
基本的に、注文方法は同じですが、名称が異なります。
XM(XMTrading)の新規注文方法
取引したい通貨ペアチャートをクリックして選択した後に、画面の上部にある、「新規注文」をクリックします。
新規注文をクリックすると、「オーダーの発注」という画面が表示されます。この、オーダーの発注画面から設定して、エントリーします。
「オーダーの発注」画面は、「チャートの黒い部分で右クリック➔注文発注➔新規注文 」or「F9」ボタンをクリックしても、同じように表示されます。
オーダーの発注
通貨ペア:売買したい通貨ペアが選択されています
数量:ロット数(取引する通貨量)で指定
決済逆指値 / 決済指値:損切り、利確を設定、エントリー後に設定することも可能
※1ロットあたりの通貨量は、口座タイプにより異なります。
- マイクロ口座: 1ロット=1,000通貨
- スタンダード口座: 1ロット=100,000通貨
- Zero口座: 1ロット=100,000通貨
この状態から注文種別(注文方法)を選択します。
成行注文(カウントダウン注文)
最も基本的な注文方法が、画面に表示されたレートを、クリックするだけで注文することができる成行注文(MT5ではカウントダウン注文)です。
レートや時間を指定せずに、今の水準で売買するので、今買いたい、すぐに売りたい、というときに便利な注文方法です。
画面に表示されたレートをクリックして、その注文がFX会社のサーバーに届いた時点で約定します。
成行注文の注文方法
新規注文の画面を表示させると、注文方法は成行注文になっています。
この状態で、「成行売り」 or「 成行買い」ボタンを押すと、現在のレートで約定します。
成行注文の場合には、すぐにエントリーをしたい時に使うので、
決済逆指値/決済指値は、エントリーした後で設定します。
エントリーすると、チャート上に、緑色のラインで、保有ポジションが表示されます。
ワンクリック注文
ワンクリック注文は、成行注文をさらに簡単に、ワンクリックで瞬時にエントリーできる注文方法です。
チャートの左端にある▼をクリックします。
すると、ワンクリック注文画面が表示されます。
黄色枠の中でロット数を指定して、売りならSell、買いならBuyをクリックするだけで、エントリーが完了します。
複数のエントリーにも
すぐに対応できるから便利だよ!
チャートに、▼が表示されていない場合には、「ツール➔オプション」を選択し、「取引」をクリックします。
ワンクリック取引(MT5はワンクリック注文)に✓チェックマークを入れ、免責事項の確認に同意してOKをクリックすると完了です。
ワンクリック注文画面が不要な場合は、▲をクリックすると消えます。
指値注文
指値注文は、売買したい価格で注文し、指定価格になったときに約定する注文方法です。
「ここまで来たら売り」「ここまで来たら買い」などを設定するので、チャートから離れていても注文が通ります。注文レートに達しなかった場合には、約定させることができません。
指定するレートは、買いであれば現在のレートよりも低く、売りであれば現在のレートよりも高く設定します。
指値注文の注文方法
新規注文画面で、「指値注文(Pending Order)」を選択します。
次に、「BuyLimit(買い指値)」or「 SellLimit(売り指値)」をどちらか選択します。
エントリーしたいレートを入力して、発注ボタンをクリックします。
もし、「今日中に約定しなければ、注文をキャンセルしたい」というような場合は、有効期限を決めることもできます。
有効期限を設定しなければ、キャンセルをしない限り、1ヶ月後でも1年後でも希望価格になったときに、約定します。
約定しなかった場合は、忘れずにキャンセルしないと
ある日突然約定する、なんてことがあるから気をつけよう!
逆指値注文
逆指値注文は、「指定の価格以上になれば買い注文を出す」、「指定の価格以下になれば売り注文を出す」という一定の条件をつけて発注する注文方法です。
逆指値の注文方法
新規注文画面で、「指値注文(Pending Order)」を選択します。
次に、「BuyStop(買い逆指値)」or 「SellStop(売り逆指値)」をどちらか選択します。
エントリーしたいレートを入力して、発注ボタンをクリックします。
指値注文と同様に、有効期限を設定することもできます。
指値・逆指値をチャート上で設定
指値と逆指値注文は、チャート上からでも設定することができます。
チャート上で右クリックして「注文発注➔指値売りor逆指値買い」をクリックするだけで注文完了です。
指値 / 逆指値の設定ができない
注文を入れる場合に、現在のレートから近過ぎると、注文ができません。
たとえば、ドル円の場合には、現在のレートから4pips以内の場所には、指値や逆指値を設定することができません。
この設定幅は、通貨ペアやFX業者によって値幅が違います。(10ポイント=1pips)
- ドル円:5pips以上
- ユーロドル:5pips以上
- ポンドドル:5.3pips以上
- ポンド円:10.9pips以上
ストップロス(損切・利確)を設定
損切り・利確注文をするのはFXの基本です。新規注文の際に設定することもできますが、基本的には後から設定することが多いと思います。
まずは、「ターミナルボタン」をクリックします。
ターミナルマークがわからない場合には、「表示」の中から「ターミナル(MT5はツールボックス)」or「Ctrl+T」でも開くことができます。
「ターミナル」ウィンドウの「取引」に保有ポジションがあるので、右クリックして「注文変更または取消」を選択、損切・利確を設定します。
決済価格を直接入力する事もできますし、ポイント(pips)で指定する事もできます。
- 損切:決済逆指値(MT5はStop Loss)
- 利確:決済指値(MT5はTake Profit)
ポイントor 決済価格を設定して、変更ボタンをクリックすると完了です。
損切・利確の設定は、チャート上でも設定することができます。
エントリーのライン上にカーソルを合わせ、左クリックしたまま上下に引っ張ると損切・利確が設定されます。
エントリーした後でもすぐに
損切・利確設定できるからすごく便利だよ。
指値・逆指値注文は、現在価格から一定ポイント離れた価格(ストップレベル)でないと、注文できません。
ストップレベル
ストップレベルは、指値・逆指値注文を出す際に、最低限必要な幅のことで、FX業者や通貨ペアによって異なります。
- ドル円:40
- ユーロドル:40
- ポンドドル:52
- ポンド円:108
「表示」の中から「気配値」を選択します。通貨ペアを選んで右クリック、「仕様」をクリックするとストップレベルを確認することができます。
トレール(トレイリング・ストップ)注文の設定
MT4/MT5では、トレール注文のことを「トレイリング・ストップ」と表示しています。トレール(トレイリング・ストップ)注文は、ポジションを持ったあとでなければ設定することができません。
「ターミナル」ウィンドウにある「取引」から、既に保有しているポジションにカーソルを合わせて、右クリックします。
「トレイリング・ストップ」を選択して、トレール幅を設定します。
10ポイントで1pipsなので、40ポイント=4pips、85ポイント=8.5pipsになります。
取り消す場合は「無し」をクリックすると、トレイリング・ストップ注文がキャンセルされます。
「すべて削除」は、該当のポジションだけでなく、現在、トレイリング・スットプを設定している保有ポジションすべて取り消しされます。
トレイリング・ストップ注文を設定設定すると、「ターミナル」ウィンドウ「取引」の注文番号のアイコンに「T」マークがついています。
「T」の文字がなければ、トレイリング・ストップは設定されていません。
また、トレイリング・ストップ注文は、有利な方向にレートが動かないと機能しません。
約定してから、レートが一度も有利な方に動くことなく、不利な方向に動いた場合、逆指値(損切り)は機能しませんので、逆指値(損切り)も別で設定しておきましょう。
注文の変更
注文約定後や指値・逆指値注文の予約後に、注文内容を変更したい場合は、「ターミナル」ウィンドウにある「取引」に表示されたポジションにカーソルを合わせて、右クリックorダブルクリックします。
注文約定済みの場合は、現在地との差のポイントor「決済逆指値(S/L)」「決済指値(T/P)」の値を入力して「変更」ボタンをクリックすると、注文変更ができます。
まだ約定していない注文の場合は、注文の取り消しをすることもできます。
MT4とMT5の違い
MT4の注文方法は、「成行注文」と「指値注文(Pending Order)」です。
指値注文には、「Buy Limit」「Sell Limit」「Buy Stop」「Sell Stop」があります。
- Buy Limit(買い指値)
- Sell Limit(売り指値)
- Buy Stop(買い逆指値)
- Sell Stop(売り逆指値)
MT5の注文方法は、基本的にはMT4と同じですが、成行注文の場合は「カウントダウン注文」を選択します。
また、指値注文には、「Buy Stop Limit」「Sell Stop Limit」の2つも選択することができます。
これは、ストップリミット注文と言い、ストップ価格に達すると、指値注文が有効になる注文方法です。
価格は、現在レートよりも不利な価格を入力します。
他にも、MT4の「決済逆指値」「決済指値」は、MT5では「Stop Loss」「Take Profit」と表記されていますが、いずれも名称が異なるだけで機能は同じです。
スマホアプリでは
MT4/MT5共に「成行決済」と表示されるよ。
XM(XMTrading)の決済方法
成行決済(ワンクリック決済)
成行決済は、決済を押したタイミングで決済されます。
ターミナルから、決済したい注文の一番右にある「✕」をクリックすると、すぐに決済されます。
ワンクリック決済は、急にレートが大きく動いたときでも
すぐに決済できるから便利だよ。
指値決済
指値決済は、利確・損切り注文です。
「ターミナル」に保有ポジションがあるので、右クリックして「注文変更または取消」を選択し、ポイントor 価格を入力します。
分割決済
分割決済は、ポジションを分けて決済する方法です。
ある程度の利益が出たら、複数回に利確ポイントを分けたり、ポジションを半分保有、半分決済などをすることも可能です。
「ターミナル」で分割決済したいポジションを右クリックして「取引の変更と取消」を選択or 取引中のポジションをダブルクリックします。
決済したいロット数を入力して、決済ボタンをクリックすると完了です。
XMの注文方法まとめ
XMの注文方法について、解説しました。
XMでは、MT4/MT5を使っていますが、今までMT4を使ったことがあれば、注文方法は同じです。
基本的なXMの注文方法は、成行注文と指値注文です。
国内のFX業者に比べると、注文方法は少ないですが、その分シンプルでわかりやすく、すぐに慣れて使いこなすことができますよ。
使える機能はすべて活用して、どんどん利益を増やしていきましょう。