マイホームを購入する際、物件の購入代金の他にさまざまな諸費用がかかります。実際に諸費用とはどんな内容で、いくらくらいかかるのでしょうか?
事前に、どの程度かかるのかを把握しておくことはとても重要です。この費用を考慮せずに物件の予算を決めてしまうと、予算オーバーしてしまうこともありますので注意しましょう。
マイホーム購入の諸経費はいくらかかる?
諸費用は物件別にみると、新築マンションで物件価格の約4~5%、一戸建ての場合で約7~8%、中古なら6~9%程度必要になります。
最近では、住宅ローン保証料を金利上乗せにして、一括で支払わないタイプの住宅ローンや、フラット35のようにもともと保証料の設定のないものがあります。
また、売主が直接販売している場合などは、戸建てであっても新築マンション同様に、仲介手数料はかかりません。ローンの組み方、購入先によっては、戸建ての場合でも、物件価格の5%程度の諸費用で納まる場合もあります。
この他にも引っ越し費用や新しい家具・家電、インテリア代もかかることを頭に入れておきましょう。
仲介手数料
主に建売住宅や中古物件を購入するとき、仲介業者が間に入った場合に支払う手数料です。宅建業法で上限が定められています。
(物件価格×仲介手数料3%+手数料6万円)+消費税=仲介手数料
マイホーム購入にかかる諸費用
マイホーム購入にかかる諸費用一覧
<物件購入にかかる諸費用>
| 諸費用の種類 | 内容 | |
| 契約費用 | 印紙税 | 売買契約書の印紙代 |
| 登記費用 | 登録免許税 | 土地・建物の登記費用 |
| 司法書士報酬 |
登記を依頼するための手数料 |
|
| 税金など | 不動産取得税 | 不動産取得にかかる税金 |
| 消費税 | 建物にかかる税金 | |
| 固定資産税 | 1年の途中で引き渡しがある場合 | |
| 修繕積立金 | 修繕積立金の一部(マンション) | |
| 仲介の時 | 仲介手数料 | 物件の仲介にかかる費用 |
<ローンにかかる諸費用>
| 諸費用の種類 | 内容 | |
| 契約費用 | 印紙税 | 金銭消費貸借契約書の印紙代 |
| 登記費用 | 登録免許税 | 抵当権設定の費用 |
| 司法書士報酬 | 登記を依頼する手数料 | |
| 手数料など | 融資(事務)手数料 | 金融機関に支払う手数料 |
| ローン保証料 | ローンを保証する保証会社に支払う(フラット35は不要) | |
| 物件調査手数料 |
融資基準の適合検査料 (フラット35、中古物件など) |
マイホーム購入時の3つの税金
土地や住宅取得にともなう税金
①印紙税
不動産の売買契約や住宅ローン契約を結ぶときに、印紙税が必要となります。契約書に印紙を貼る方法で税金を納めますが、税額は契約書の記載金額によって決まります。
②登録免許税
マイホーム購入後「私の所有物です」という登記が必要で、その際にかかるのが、登録免許税です。また、受託ローンを組む際には、抵当権の設定登記を行いますが、ここでも登録免許税がかかります。
③不動産取得税
マイホーム購入後、物件のある都道府県に支払います。登記をしてから3ヵ月~半年後くらいに納税の通知が届きます。


