多くの人が「この家はいい家だ」と思う物件は、住み心地がよく、快適に暮らせる家でもあります。
住んでからマイナス面が気になって仕方ないということがないよう、快適かつ安全に暮らせるためのポイントをチェックしましょう。
住み心地のよさを決めるポイント

日当たり
南向きがベストですが、日当たりのいい部屋は明るいだけでなく、冬場は太陽光で室内が暖まるので省エネにもなります。
しかし、昼間は不在が多い人なら南向きにこだわる必要もないので、ライフスタイルにあわせて考えましょう。
断熱性能
一般的なマンションは、建物に断熱工事が施されていて、その質が高いほど省エネ効果も高いので、結果、家計にも優しい。
建物を長持ちさせる要因にもなります。外見では見えないので、不動産会社や施工会社に確認してみて下さい。
セキュリティ
マンションならオートロック、防犯カメラなど、戸建てなら自動照明、窓センサーなど、どの程度設備が整っているのかもチェックしましょう。
遮音性能
マンションの場合は、歩く音や物を落とした音が下の部屋に響いてトラブルになることもあります。床や天井の厚さなども確認しておくと安心です。
また、周辺住戸の生活音だけでなく、線路や幹線道路沿いであれば、窓の防音サッシが施されているかも大事なポイントです。
換気性能
窓のない部屋、トイレやお風呂などは換気機能があるかを必ずチェックしましょう。
エコ住宅も快適な住環境
エコ住宅とは、CO2の排出を軽減する目的で、環境に負荷をかけず、快適な住環境を実現する住まいのことをいいます。
太陽熱温水器やエネファームなど、電気に頼らず、快適な住環境を実現するシステムのひとつです。
また、建物の断熱性能や省エネ設備など一定の基準を満たす物件を購入すると、長期優良住宅と認定され、金利優遇などを受けることができます。
安全なセキュリティシステム

照明
夜の間、敷地内に真っ暗な場所がないように、適切な位置に照明が設置されていると安心です。
駐車場
盗難やいたずらを防止するため、防犯カメラを設置したり、駐車場の出入り口に鍵を設ける物件も多い。部外者の侵入を防ぎます。
エントランス
オートロックで、来訪者をモニターで確認できる機能は一般的になっています。留守中の訪問者を録画できるモニターもあります。
エレベーター
エレベーター内の様子が見える防犯窓や防犯カメラの設置はほぼ標準です。
共用廊下・階段
共用廊下や階段の見通しがいいと侵入者の抑制効果があります。バルコニーが侵入できない位置にあるのかもチェックしましょう。
鍵
ピッキングされにくい鍵を採用する物件が主流です。センサーにかざすだけで施解錠できるICカードも増加しています。
窓
1階や最上階の住戸の窓には防犯センサーの設置が一般的です。
フェンス・生垣
敷地の周辺は高い塀よりも見通しがいいほうが死角が少なくて隠れにくい。

