暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェック(Coinchek)は、2018年にマネックス証券の子会社となり、2019年からは、マネックス証券のマネックスポイントで、暗号資産(仮想通貨)と交換できるようになりました。
マネックスポイントを暗号資産(仮想通貨)に交換すれば、現金を使うことなく気軽な感覚で暗号資産(仮想通貨)投資ができます。
ポイント投資は、今まで暗号資産(仮想通貨)に興味があるけど、なかなか投資に踏み切れなかった方にも、心理的なハードルを下げてくれる投資方法です。
今回は、マネックスポイントを暗号資産(仮想通貨)に交換する方法について解説したいと思います。
マネックスポイントを暗号資産(仮想通貨)と交換するためには、マネックス証券口座とコインチェック(Coinchek)口座が必要になります。
口座開設は、インターネット上で完了するので、すぐに口座を開設して、マネックス証券とコインチェック(Coinchek)口座を連携させておきましょう。
マネックス証券

マネックス証券は、1999年の設立当初から、オンラインでの金融取引を運営している大手証券会社です。口座開設数は、インターネット専業証券会社の中で、SBI証券と楽天証券に次ぐ第3位の規模となっています。
外国株の銘柄数が非常に多く(米国株は3800銘柄以上、中国株は2400銘柄以上)、店舗型証券会社よりも取引手数料などが安く設定されています。
また、取引ツールやサポートが充実していることも、多くの投資家から人気の理由です。
マネックス証券は2019年4月24日、グループ会社であるコインチェック株式会社と連携し、ポイントサービス「マネックスポイント」における暗号資産(仮想通貨)への交換サービスを開始しました。
マネックス証券のマネックスポイントを使うことで、気軽に暗号資産(仮想通貨)投資を始めることができます。
| 会社名 | マネックス証券株式会社(Monex, Inc.) |
| 登録番号 | 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号 |
| 設立 | 1999年5月 |
| 資本金 | 12,200百万円 |
| 東証一部上場 | 2005年9月21日(証券コード:8698) |
| コインチェック | 2018年4月6日コインチェック株式会社を完全子会社化 |
マネックスポイントとは

マネックスポイントとは、投資信託を保有すると貯まるポイントです。
マネックス証券の投資信託を利用するだけで、「購入時に申込み手数料の1.5%、毎月の平均保有残高の12分の1×0.08%」がポイントとして還元されます。
ここで貯めたポイントを、コインチェック(Coinchek)で暗号資産(仮想通貨)に交換することができます。
ポイント:投資信託の保有残高に対し、毎月マネックスポイントをもらえる
対象商品:国内株式型投資信託外貨建てMMF外国籍投資信託
還元率:0.3%~0.8%
対象残高:月中の平均保有残高(評価額)
付与日:月末最終営業日の翌日
銘柄によって、ポイント付与率が異なります。
ポイント付与率、対象ファンドは変更になる場合もあります。
交換できる暗号資産(仮想通貨)
マネックスポイントで交換できる暗号資産(仮想通貨)は、
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
の3種類です。コインチェックは、暗号資産(仮想通貨)の取扱いが国内最多の16種類です。他の通貨が欲しい場合には、まず3種類の通貨のどれかと交換してから、別の通貨に交換することができます。
マネックスポイントの交換単位
200マネックスポイント以上1マネックスポイント単位
1マネックスポイント = 1円
暗号資産(仮想通貨)の交換できる量は、リアルタイムでのレートによって変動
ポイント交換の申し込みをすると、コインチェックの口座に即時反映されます。※取消不可
マネックスポイントの有効期限
マネックスポイントの有効期間は、ポイントを獲得した日の翌々年度末(3月31日)までです。
たとえば、2021年3月に加算されたポイントは2023年3月31日まで有効、2021年5月に加算されたポイントは2024年3月31日まで有効です。
※キャンペーンなどによって、通常とは異なる有効期限付のポイントが付与される場合があります。
マネックスポイントから暗号資産(仮想通貨)に交換する方法

マネックスポイントを暗号資産(仮想通貨)に交換するためには、コインチェックのアカウント口座を開設しておく必要があります。
※日本国内に居住する、20歳以上75歳未満の方が対象です(法人口座では利用できません)。
マネックスポイントの交換手順
STEP1 コインチェックと連携
コインチェックのアカウント口座と連携しないと、暗号資産(仮想通貨)と交換することはできません。
コインチェックで利用しているメールアドレスを、マネックス証券のサイトで登録します(初回のみ)。
STEP2 Myページにログイン
マネックス証券のMyページにログインし、「保有残高・口座管理」→「マネックスポイント」→「ポイントを使う」を選択して、交換したい暗号資産(仮想通貨)の「交換」をクリックします。
200ポイント以上、1ポイント単位で交換可能。
交換の申し込みをすると、すぐにコインチェックのカウント残高に反映されます。
まとめ

ポイントを使って暗号資産(仮想通貨)投資を始めると、現金よりも心理的ハードルが低く、ポイントを貯めやすい方にとって、便利な投資方法です。
暗号資産(仮想通貨)を保有することで、知識も深まり、投資経験を積むことができます。万一、価格が下落しても、もともと無料のポイントなら損をすることはありません。
また、コインチェックには、電気料金やガス料金をビットコインで支払うことができる「Coincheckでんき」「Coincheckガス」があります。支払い方法はシンプルで、2つのプランから選択できます。
<Coincheckでんき>
電気料金を現金で支払う場合:料金の最大7%をビットコインで還元
電気料金をビットコインで支払う場合:料金の最大7%を割り引き
<Coincheckガス>
ガス料金を現金で支払う場合:料金の3%をビットコインで還元
ガス料金をビットコインで支払う場合:料金の3%を割り引き
※Coincheckでんきは全国で対応、Coincheckガスは東京ガス(都市ガス)のみ利用可。
ビットコインに交換したポイントは、投資だけでなく、光熱費の支払いや、コインチェック経由で出金すれば、ポイントを現金化することも可能です(手数料が必要)。
マネックス証券口座とコインチェック口座を連携させることで、ポイントの使い道が一気に広がります。
コインチェック(Coinchek)は無料で口座が開設でき、口座管理手数料もかかりません。暗号資産(仮想通貨)投資に興味のある方は、入り口としてポイント投資を導入してみてはいかがでしょうか。

